前回、ステイホームが増加した近代社会に必須な家電として、「食洗機」の必要性を解説した。↓
そこで、今回は私が実際に購入した食洗機 AQUAを紹介する。

購入への条件
購入に際し、私が考慮した点は以下の三つ
賃貸でも使えること。
食洗機にはさまざまな種類がある。
備え付けのビルドイン型(よく新築の家にあるシンク下に備え付けてあるやつ)
分水栓を使用する据置型、分水栓を使用しない据置型
賃貸ではビルドイン型は設置できないし、分水栓工事不要の据置型は毎回、水をタンクに汲むのが何よりめんどくさい。
残ったのは分水栓工事が必要な据置型となった。
※分水栓とは、流しの蛇口に別口のアタッチメントを加えること。工事費が5000円くらいかかる。

安くてコスパのいいもの
食洗機はとにかく高い。
前回記事でも説明したが、最低5年は使用しないと元が取れない。
私は妻との同棲を機に購入したため、とにかく安いもので探していた。
私が購入を検討した際には、食洗機=パナソニックの1強であり、他のメーカーは撤退していた。
パナソニックによる独占販売のため、5万円~8万円と非常に高価なものしか無かった。
そんな中でAQUAの値段は驚きの45,000円Σ(・□・;)
これは非常に魅力的である。すぐに購入したw
台所のスペースを邪魔しないサイズ
食洗機ってとにかくでかいのよ。
研究のために、食洗機を購入した人の色々な写真を見させてもらったけど、台所のスペースを邪魔するのは本末転倒だと思っている。
例えば、調理スペースに「どん!!」と置いている家や、カウンターキッチンの空きスペースに置いている家など、本来の使用目的を邪魔してしまい勿体ない。
そこで私はひらめいた!!
サイズが小さいものであれば、食器棚の上に置くことができるので台所を圧迫しない。
サイズは、幅485mm、高さ475mm、390mm。このサイズならいける!!

後ろから。キッチンスペースを邪魔しない。

サイズが大きいとこのような使い方はできないので、我が家にはぴったりだ。
AQUAとは
AQUA(アクア)は中国の会社であり、食洗機のほかに、冷蔵庫や洗濯機などを製造している。
日本の三洋電機を傘下にもつため、技術力も折り紙付きで技術屋の私も大好きなメーカーである。
なにより、製品が安い、低品質でない(高品質ではないところ)が一番の魅力である。
製品紹介
外観
前面は中身が見えるガラス製で清潔感がある。

右下のプッシュボタンを押すと、扉が開く。
タッチ式の操作パネル。

内側
まずは食器置き場


説明書には、最大24皿いけるらしい。

試しに我が家の一日の洗い物を並べてみた。

妻との二人家族だが、毎日これだけの量が発生する。
- 箸5膳
- 鍋2個
- ボール
- ザル
- 茶碗2個
- コップ3個
- 長皿2枚
- 小皿2枚
- 水筒2個
無理やり詰め込んでみた。( ;∀;)

説明書のように、きれいに詰め込むことは出来ないw
食器置き場の冗談は、菜箸などの長いものを置くスペース。

真ん中は箸とスプーン置き場

食器置き場をスライドさせると、排水とゴミ置き場がある。


洗剤は、食洗機用のタブレット洗剤をこの上に置いている。

なお、ゴミ置き場は定期的にごみを取り除く必要がある。

あと、購入時に食洗機用洗剤が10個内蔵されていた。ありがたい(^▽^)/
良いところ
洗浄中の様子が確認できる。
一般的な食洗機と大きく異なる点が、全面がガラス面のため、洗浄内部の様子を確認することができる。
食洗機で最も多いトラブルが、回転ノズル(噴水部)が回らない不具合である。
洗浄ノズルの詰まりなどを直接確認できるので、メンテナンスする時期を目視で確認できる。
あと、普通に見ていて飽きない。そして面白いw
しっかり汚れが落ちている。
当たり前だが、高温+食洗機用の洗剤を使用するため、汚れは格段に落ちる。
噴水は高圧で、メーカーによると2mの高さまで水が飛ぶらしい。
私がいつも使用するビールグラス(ビフォー)

アフター

( ゚Д゚)!!すげえ・・・・
食洗機で洗うことで、洗剤の違いによりビールの泡立ちが格段に変わる。
ちょっとした実験をしてみた。
様々な調味料を食器につけたまま、半日放置し、余洗いなしで食洗機に入れてみた。

上段左:味噌 上段中:マスタード 上段右:マヨネーズ
下段左:ケチャップ 下段中:キムチ 下段右:ごま油
洗った結果・・・どれも綺麗に汚れが取れていた(^▽^)/

ごめんなさい。キムチの入れ物だけ、妻が使用してしまった( ;∀;) しっかり汚れは落ちていた。
ゴミはしっかり溜まり場に集まっていた。

すべてが安価である。
前半でも述べたが、本体代が45,000円、分水栓が5000円、工事費が5000円の合計55,000円で設置することができた。
毎日2回食洗機を使用するとして、約3年で元が取ることができる。
本体代以外にも、維持管理費も非常に安い。
安いからいいのだ。安いから意味がある(^▽^)/
電気代については、電気代が最も安い深夜に予約運転をすれば非常に安くなる。
乾燥機能についても、他の食洗機より安くなる。
というのも一般的に食洗機はヒーターを使い乾燥させる機能が主流だが、
AQUAはヒーターを使わない温風乾燥のため、安く、かつ、プラスチック製など熱に弱い素材にも安心である。
乾燥を省略できるモードも内蔵しているため、夏場などの温度が高い時期は洗いモードだけで十分だ。
音が静か。
私は、
夜間に回すが、音が気になったことは無い。寝てるから。
日中に回すが、音が気になったことは無い。働いているから。
妻はテレワークなどで在宅中も食洗機を回したことがあるが気にはならなかったとのこと。
近距離で撮影したため、大きく聞こえるが体感ではここまで大きくはない。
悪いところ
食器置き場の使い勝手が悪い。
他の食洗機を実際に試したことがないので分からないが、食器同士の組み合わせを考えないと
到底24枚も食器が入らない。
実際にメーカーが提言している24皿なんてとても入ることができない( ;∀;)
また、茶碗を下のように普通に置いても、隙間がないと水が浸入しないので、食器を選ぶ必要がある。

乾き具合がイマイチである。
これはヒーター乾燥ではなく、温風乾燥なので仕方ないのかもしれない。
お椀の底の部分に水が溜まっている。

また、上下開閉の扉も難点が。
皿洗い後に直ぐ開閉ボタンを押すと、内側ガラス面に付いた水が垂れ流れてくる。

ここは大きな減点ポイント。
まとめ
色々と書いたが、間違いなく安価で手に入る食洗機ではNO.1である。
洗い物の数が多くなれば、稼働回数を増やすことで解消できるので、末永く使っていきたい。
なお、今回紹介した商品は、AQUA ADW-GM1という型番だが、後継機としてGM-2,GM-3がある。
GM-2は「ナイトモード(騒音対策モード)」が追加されており、
GM-3は課題の食器置き場が見直され、以前と同じ大きさで30皿まで洗うことができる。
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